共同研究・競争的資金等の研究課題

2009年 - 2011年

スフィンゴ脂質代謝による抗癌剤耐性の制御機構解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
21590061
体系的課題番号
JP21590061
担当区分
連携研究者
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

癌細胞における抗癌剤耐性とスフィンゴ脂質由来生理活性脂質の産生との関連性に焦点を当てた研究を行い、スフィンゴ脂質代謝が各種抗癌剤抵抗性の制御に深く関与していることを明らかにした。また、抗癌剤抵抗性細胞において、癌幹細胞の指標CD44発現やスフィンゴシンキナーゼ(SPHK)の発現および下流ERK系の活性化が増加しており、抗癌剤抵抗性とSPHK活性上昇との関連性を示唆した。さらに、CD44の発現にSPHK1が深く関与していることを明らかにした。したがって、抗癌剤の分子標的治療薬としてSPHK1が有効であることを示唆した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21590061
ID情報
  • 課題番号 : 21590061
  • 体系的課題番号 : JP21590061