2014年9月
温暖化による世界自然遺産への影響分析―仮想行動法によるレクリエーション価値の変化の推計―
土木学会論文集G(環境)
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- 巻
- 70
- 号
- 5
- 開始ページ
- I_31
- 終了ページ
- I_41
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejer.70.I_31
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
日本では,1992年にUNESCOの世界遺産条約を締約した後,2013年末までに17件が世界遺産リストに登録されている.そのうち,白神山地はそこに広がるブナの原生的自然林およびそれに付随する公益的機能によって世界自然遺産に登録されているが,そのブナが温暖化の進行により衰退の危機に瀕している.もし世界遺産登録後のモニタリングにより顕著な普遍的価値を失っていると判断されると,世界遺産リストから抹消されることとなる.本研究では,温暖化による世界自然遺産への影響として白神山地の世界遺産登録抹消を想定し,それによる白神山地観光訪問への影響を分析した.その際,旅行費用法に基づく仮想行動法を用いて,白神山地のレクリエーション価値の変化を推計した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejer.70.I_31
- ISSN : 2185-6648
- CiNii Articles ID : 130004707624