2017年4月 - 2020年3月
モノーラル立体音再生システム
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、両耳聴手がかりが利用できない単耳受聴状態においては、頭部伝達関数のスペクトル的特徴が水平面の音像位置を決定する音響特徴として利用されることを実験的に明らかにした。その結果、単耳受聴時でも開放耳側にある音源の音像は定位できること、単耳受聴時に受聴者が頭部を回転すると音像は動くこと、この頭部回転に伴う音像の動き方は頭部伝達関数から概ね予測できること、刺激音の音圧レベルが閉塞耳の最小可聴閾値を越えると頭部回転に伴って音像が移動する音源方位は減少することがわかった。
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- 課題番号 : 17K00244
- 体系的課題番号 : JP17K00244
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Applied Acoustics 178 108008-108008 2021年7月