2016年7月
基礎から臨床までをつなげる分野横断的統合型初年次導入教育「薬学入門」の学習効果
薬学雑誌
- 巻
- 136
- 号
- 7
- 開始ページ
- 1051
- 終了ページ
- 1064
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (公社)日本薬学会
基礎から臨床までをつなげる分野横断的統合型初年次導入教育「薬学入門」の学習効果について検討した。「薬学入門」は薬学部1年次生278例を対象にした前期1コマ75分、12回で構成される1単位の必修科目として実施した。アンケート結果より、「薬学入門」は、薬学部で履修する多分野にわたる科目の内容及びそれらの連係と臨床実務における有用性の理解を促したことが示唆された。また、学生にとって満足度の高い内容で、学習意欲を向上させたことも明らかとなった。全体的な満足度は高く、講義、PBLそれぞれに対しても約9割の学生が満足という回答であった。少なくとも、基礎系から臨床系までの講義と、特にSGDによって1年次学生の「薬学」への理解を強く促すことが可能であった。講義時間については、「多過ぎた」と回答する学生と「少な過ぎた」と回答する学生が混在した。
- ID情報
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- ISSN : 0031-6903
- eISSN : 1347-5231
- 医中誌Web ID : 2016308299