2018年2月
古典中国語(漢文)の形態素解析とその応用
情報処理学会論文誌
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- 巻
- 59
- 号
- 2
- 開始ページ
- 323
- 終了ページ
- 331
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 情報処理学会
古典中国語(漢文)の解析手法として,MeCabを用いた形態素解析手法を提案する.本手法では,漢文の動賓構造を表現すべく,4階層の「品詞」からなる新たな品詞体系を構築し,それに基づくMeCab漢文コーパスを設計した.合わせて,MeCab漢文コーパスを入力するための専用ツールとして,XEmacs CHISEをベースとしたコーパス入力ツールを開発した.また,MeCab漢文コーパスを効果的に管理し,さらには品詞体系のリファクタリングを行うべく,MeCab漢文コーパスのLinked Data化を行い,WWW上で公開した.さらに,MeCabを用いた漢文形態素解析の応用として,漢文における固有表現の自動抽出に挑戦した.結果として,地名の自動抽出は高精度に行うことができたが,官職・人名の自動抽出はそれぞれに課題が残った.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1882-7764
- CiNii Articles ID : 120006394776
- CiNii Books ID : AN00116647
- CiNii Research ID : 1050001337909570816