2013年4月 - 2016年3月
吸収性ナノファイバーを応用した自家移植モデルにおける耳介形状軟骨の再生誘導
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
これまでの耳介形状軟骨の再生誘導の研究では、良好な軟骨再生と耳介特有の複雑な3次元形状を長期維持する2点が大きな課題として残されている。本研究では、良好な軟骨再生を誘導する目的でナノテクノロジー技術を導入し、ポリグリコール酸(PGA)不織布の繊維径が播種細胞効率および軟骨再生に及ぼす影響について検討を行った。その結果、平均繊維径が0.8~3μmの細径PGA不織布を用いることにより、軟骨再生は促進され、長期の3次元形状維持も良好となることが判明した。ナノテクノロジー技術を導入して作製した細径PGA 不織布は、耳介形成手術における新しいオプションとして、将来重要な役割を果たすことが示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 25462806