2013年4月 - 2016年3月
食行動と食嗜好を規定するグレリン遺伝子多型に於ける、食欲発現機構の疫学解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
食欲を亢進するペプチドホルモンのグレリンは、主に胃で産生されるが、視床下部や辺縁系に作用して、食行動、食嗜好を規定する事が動物実験から示唆されている。私達もグレリン遺伝子多型が少数型ホモの肥満女性(約10%存在)に於いて、食事摂取量、エネルギー摂取量(肥満女性平均の約82%の値で、これは正常体重の女性並み)、脂質、肉類の摂取量などが少ない事から、彼女らが意外にも「小食」で食欲そのものも乏しく、蛋白質や脂質をあまり好まない事を明らかにした。私達は本研究で、彼女らの食べ物の絵に対する反応性が低いかを実際に光トポグラフィ(fNIRS)を用い測定。また彼女らは空腹時の総グレリン量が有意に少なかった。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 25350177
- 体系的課題番号 : JP25350177