J-PARC核破砕中性子源からの遅発性中性子の観測
日本原子力学会2023年春の年会
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- 開催年月日
- 2023年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東京
- 国・地域
- 日本
J-PARCの1MW核破砕中性子施設では、25Hz毎の陽子ビームにより発生するパルス状の中性子を各中性子実験装置に供給している。近年は、800kWまで安定的に運転できることを確認し、継続的に出力を上げている。その中で、他の中性子実験装置において、陽子ビーム入射と時間相関が弱い中性子が観測されることが分かった。供給される中性子パルスの特性を測定する中性子実験装置である特性試験装置(BL10、NOBORU)にて、遅発性の中性子の測定を行うこととした。測定では、NOBORUの実験装置室内の中性子ビーム軸上に中性子検出器を置き、ビーム運転停止直後から飛来する中性子の飛行時間を測定した。中性子と他の成分とを分離するために、パルス波高も測定し、中性子の成分を抽出した。その結果、ビーム運転停止しても、中性子が観測されることを確認した。詳細は、当日発表する。