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May, 2009

【血液透析処方をどのように選択するか】 慢性合併症対策からみた透析処方 循環障害

臨床透析
  • 杉本 徳一郎
  • ,
  • 三瀬 直文
  • ,
  • 栗田 宜明
  • ,
  • 田中 真司
  • ,
  • 田中 基嗣

Volume
25
Number
5
First page
605
Last page
610
Language
Japanese
Publishing type
Publisher
(株)日本メディカルセンター

血液透析が循環に及ぼす影響の二つの側面は,一つは動静脈を短絡するバスキュラー・アクセス(VA)が心機能に及ぼす影響であり,もう一つは除水を中心とする透析処置そのものである.VAの作製と修復に関しては,患者の心機能に応じて,内シャントやシャントグラフトの選択の是非を判断する必要がある.時に,シャント血流の遮断とVAの変更を考慮する必要がある.心機能障害のある患者で,丸2日蓄積した体液量を4時間で除去する治療が安全であるためには,食事管理の正確性が求められる.基礎疾患の治療など心機能保持の治療とともに,透析方法の評価と選択,通院の介助などの考慮が必要である.(著者抄録)

ID information
  • ISSN : 0910-5808
  • Ichushi Web ID : 2009199427

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