論文

査読有り
2015年5月

模擬高レベル濃縮廃液を用いた再処理施設の沸騰事故における放射性物質の放出

Nuclear Technology
  • 田代 信介
  • ,
  • 内山 軍蔵
  • ,
  • 天野 祐希
  • ,
  • 阿部 仁
  • ,
  • 山根 祐一
  • ,
  • 吉田 一雄

190
2
開始ページ
207
終了ページ
213
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.13182/NT14-57

沸騰事故条件下の高レベル濃縮廃液(HALW)からの放射性物質の放出挙動を調べた。非放射性物質からなる模擬HALWを用いた実験から、Ruは事故条件では揮発性化合物となり、ガスとミストの両方の状態で放出されることがわかった。また、沸騰条件下での模擬HALWからのRu放出速度と見かけのRuの揮発速度定数が得られた。一方、Csのような他のFP元素は不揮発であり、ミストの状態で放出されることがわかった。反応容器内の模擬HALWの表面近傍におけるミスト径分布を測定した結果、ミスト径の範囲は0.05から20$\mu$mの範囲であり、約2$\mu$mをピークとした分布であることがわかった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.13182/NT14-57
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5047257
ID情報
  • DOI : 10.13182/NT14-57
  • ISSN : 0029-5450

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