論文

査読有り
2013年3月

除染作業により除去された土壌等の除去物の仮置場の設計・建設及び維持・管理

日本原子力学会和文論文誌
  • 三枝 博光
  • ,
  • 舟木 泰智
  • ,
  • 操上 広志
  • ,
  • 坂本 義昭
  • ,
  • 時澤 孝之

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1
開始ページ
1
終了ページ
12
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.3327/taesj.J12.028
出版者・発行元
Atomic Energy Society of Japan

東北地方太平洋沖地震に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故によって環境中に大量の放射性物質が放出され、除染作業が各地域で進められている。その際、除染作業により除去された土壌,落葉,草木等は、中間貯蔵施設へ搬出されるまでの間、仮置場において安全に保管されることになっている。日本原子力研究開発機構は、内閣府委託事業として警戒区域等に指定された11市町村において、空間線量率の低減を図る除染方法等を確立するための実証事業を実施した。筆者らはその事業開始前から、これまでの放射性廃棄物処分にかかわる研究開発等の経験を活かし、仮置場の安全確保の考え方や設置方法、設置後の監視の考え方等を整理し、国の関係機関や地元自治体への協力等を行ってきた。また、事業開始以降は、14か所の仮置場の設計・建設及び維持・管理を実施した。これら14か所の仮置き場の設置場所は地形や土地利用等の条件が異なり、相違に応じた対応が必要であった。本論において、この実経験に基づいて得られた仮置場整備に関する技術的ノウハウを抽出し整理して示す。この情報は今後行われる本格除染等により設置される仮置場の整備において非常に有益であると考える。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3327/taesj.J12.028
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003378643
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11643165
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5037355
ID情報
  • DOI : 10.3327/taesj.J12.028
  • ISSN : 1347-2879
  • CiNii Articles ID : 130003378643
  • CiNii Books ID : AA11643165

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