Tatsuya MARUYAMA

フリードリヒ・シラー（Friedrich Schiller, 1759-1805）を中心に、近現代ドイツ文学・演劇について研究しています。

・戯曲における台詞の観客への（音響的）効果について（戯曲分析）

・戯曲の文体（散文・韻文（ブランクヴァース）について（戯曲分析）

・「遊戯（Spiel）」概念などに見るシラーの人間学的知見について（演劇・美学論研究）

・分野を超えて見られるシラーの思想的特徴（動的平衡状態の重視）と詩作における実践について（理論と実作との関連）

・現代のドイツ語圏演劇における古典とされる作品の上演（演出）・受容について（受容・上演分析）


また、演劇を通じたドイツ語教育（特に発音指導）にも取り組んでいます。日本語母語話者がどのようにしたらドイツ語の音を出せるようになるのか、これまでの自身の経験や学生への指導を通じて得られたことに基づいて実践的に指導をしています。指導する際には、聴き手（観客）に語尾の1語まできちんと聞き取れるような発音・発話ができるようになることを目指しています。正しく発音できるようになると同時に、ドイツ語の音の世界に浸り、楽しんでもらうことも大切にしています。

指導歴：ドイツ語演劇サークルPANOPTIKUM（獨協大学）での発音指導（2011〜2017年），弁論・暗誦大会出場学生への個別発音指導

指導した学生の入賞歴：

・2011年：天野杯ドイツ語弁論大会（獨協大学）2部暗誦の部　3位

・2013年：ドイツ語暗誦大会（駿河台大学）　2位

・2021年：ドイツ語インタープリテーション大会（南山大学）　1位

・2023年：天野杯ドイツ語弁論大会（獨協大学）2部暗唱の部　1位