2012年4月21日
自己欺瞞は責められるべきことなのか?
応用哲学会第四回年次研究大会
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発表資料
回数 : 55
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 応用哲学会
- 開催地
- 千葉大学
自己欺瞞はしばしば非難の対象になりうるが、ニール・リーヴィは自己欺瞞においては自分の信念を正確に把握しておらず、信念に対するガイダンス・コントロールを適用できないがゆえに責任を課すことができないと主張したが、これに対して、非難の対象についての認識がなくとも責任を問われる「責められるべき無知」の事例を参考に、信念と食い違う事実に気づく可能性がある以上はコントロールの余地は残されており、それを行使しないことで責任を問うことができると述べて反論とした。