1999年2月
対比的な因果的説明の問題点
科学基礎論研究
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プレプリント・著者最終稿
回数 : 429
- 巻
- 26
- 号
- 2
- 開始ページ
- 57
- 終了ページ
- 62
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.4288/kisoron1954.26.57
- 出版者・発行元
- 科学基礎論学会
説明の対比的モデルでは、説明は「なぜQでなくPか?」という対比的形式を持つ問いへの答えである。対比的問いの答えが、Pの持つ因果的歴史とQのそれとの相違点であるとするルイスの見解に対し、リプトンは、Pとnot-Qの因果的歴史の違いに注目する。「なぜ?」の問いの対比的解釈が成り立つかどうか、ルイスやリプトンによる説明の方法が、異なる因果概念枠からくる説明の相違を調停できるのかどうかを考察した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4288/kisoron1954.26.57
- ISSN : 0022-7668
- CiNii Articles ID : 10009825780
- CiNii Books ID : AN00036945