論文

筆頭著者
2020年3月20日

レゴを使った目的指向の多人数・異文化会話コーパスにおけるスタンスの表明

信学技報
  • 谷村緑
  • ,
  • 竹内和広
  • ,
  • 吉田悦子
  • ,
  • 仲本康一郎
  • ,
  • 山口征孝

119
484
開始ページ
33
終了ページ
38
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
出版者・発行元
電子情報通信学会

本稿では,相手の面子や自身のイメージを保つために, 会話の参与者がどのように人称代名詞I, we, youを使い分けて自身のスタンス(態度)を表明するのかを時系列で明らかにすることを目的とする.先行研究ではスタンスと間主観性(intersubjectivity)の関係,知識状態に対する認識とその表現方法などが検討されてきた.しかし共有知識が参与者間で段階的に構築される共通基盤(grounding)の形成時に,スタンスがどのように間主観的に表明されるかについては十分に研究されてはこなかった.本研究では,我々研究グループが構築した会話コーパスを用いて,第二言語話者による同意,不同意といったスタンスの表明が間主観的行為をささえる共同注意と各話者の知識量に依存することを示す.

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