2013年1月
ノモス・バシレウス考:ピンダロス断片169aの解釈と受容
摂南法学
- 巻
- 46
- 号
- 開始ページ
- 175
- 終了ページ
- 229
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
ピンダロス断片169a冒頭の "nomos basileus" ─直訳すれば「王としての法」─の意味をめぐって、従来からさまざまな解釈が提示されてきた。本稿ではおもに古典文献学の先行研究を渉猟することで既存の学説を整理するとともに、それらが法哲学者の諸理論にどのように受容されてきたかを検討した。