MISC

2016年8月

当院における高齢出産に関する検討

産婦人科の進歩
  • 藤島 理沙
  • 島岡 昌生
  • 宮川 知保
  • 青木 稚人
  • 葉 宜慧
  • 村上 幸祐
  • 貫戸 明子
  • 高矢 寿光
  • 浮田 真沙世
  • 小谷 泰史
  • 飛梅 孝子
  • 中井 英勝
  • 辻 勲
  • 鈴木 彩子
  • 万代 昌紀
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68
3
開始ページ
322
終了ページ
324
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11437/sanpunosinpo.68.322
出版者・発行元
「産婦人科の進歩」編集室

単胎分娩731例を、35歳未満と35歳以上の間、初産婦と経産婦の間で比較検討した。経腟分娩の平均分娩時間は、35歳未満と35歳以上の間、初産婦と経産婦の間に有意差はなく、平均出血量は、初産婦では年齢による有意差はなく、経産婦では35歳以上で有意に多かった。1000ml以上の大出血は、初産婦では35歳以上で有意に多く、経産婦では年齢による差はなかった。大出血時の分娩方法は、初産婦では操作的経腟分娩が殆どで、半数が弛緩出血であり、年齢による差はなく、経産婦では自然分娩の割合が増え、35歳以上で弛緩出血が著明に多かった。緊急帝王切開率は、35歳以上の初産婦・経産婦で有意に高く、経産婦では年齢による差はなかった。帝王切開の原因は、初産婦では35歳未満で胎児機能不全、35歳以上で妊娠高血圧症が最も多く、経腟分娩中帝王切開への移行率は、初産婦では35歳以上で有意に高く、経産婦では1例のみで年齢による差はなかった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11437/sanpunosinpo.68.322
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201602240472386570
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005277102
Jamas Url
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&doc_id=20160815080023&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F130005277102&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
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https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&doc_id=20160815080023&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.11437%2Fsanpunosinpo.68.322&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_2.gif
URL
http://jglobal.jst.go.jp/public/201602240472386570
ID情報
  • DOI : 10.11437/sanpunosinpo.68.322
  • ISSN : 0370-8446
  • eISSN : 1347-6742
  • 医中誌Web ID : 2016356636
  • J-Global ID : 201602240472386570
  • CiNii Articles ID : 130005277102
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000345291246

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