2019年8月1日
益城町の罹災証明データに基づく2016年熊本地震に対する建物被害関数の構築
日本地震工学会論文集
- 巻
- 19
- 号
- 4
- 開始ページ
- 4_13
- 終了ページ
- 4_31
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
本研究では,2016年熊本地震における熊本県益城町の家屋被害認定調査結果に基づき建物被害関数を構築した。その結果,木造建物の全壊率は,RC造,S造,LS造と比較して全体的に大きく,建築年代が古くなるほど大きくなる傾向が顕著にみられた。建物被害関数は最大地表速度および計測震度に対する,構造別,木造の建築年代別とし、1995年兵庫県南部地震より同一の最大地表速度における全壊率が低くなる傾向であった。