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Corresponding author
Sep 1, 2018

罹災証明データに基づく2016年熊本地震における益城町の建物被害分析

2018年度日本建築学会大会学術講演概要集
  • 須藤 巧哉・山崎 文雄・井ノ口 宗成・堀江 啓・劉 ウェン

First page
657
Last page
658
Language
Japanese
Publishing type
Research paper (scientific journal)

2016年熊本地震における熊本県益城町の建物被害に関して,自治体による住家被害認定調査結果をもとに作成されたデータを用いて分析した.益城町の建物被害においては,建物の構造種別が被害率に大きく影響を及ぼしていた.木造に関しては,耐震基準の改正に応じた年代区分に対応し,全壊率が減少する様子が確認できた.また,屋根形式による被害の傾向として,瓦屋根の建物は他の形式のものと比較して,高い全壊率を示した.また,益城町における木造建物の全壊率は,兵庫県南部地震における神戸市灘区に近似した全壊率を示した.

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