共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年4月 - 2014年3月

嚥下調節機構における摂食関連ペプチドの役割とその発達に関する研究

日本学術振興会  若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
23792424
体系的課題番号
JP23792424
担当区分
研究代表者
資金種別
競争的資金

満腹感を感じる要因の一つに血中グルコースの増加があり、これによりインスリンレベルが上昇するとインスリンは摂食を終了させる飽食因子として働く。一方、甘味刺激は血糖値の上昇前に一過性にインスリン分泌の起きること(インスリンの頭相分泌)が知られている。
本研究では、味覚刺激が嚥下にどのような影響を及ぼすかについての検索を進めた。咽頭への味溶液注入による嚥下の変調を比較したところ、酸味溶液注入時の嚥下間隔時間は水、塩味溶液および甘味溶液注入時と比較して有意に短縮した。結果より、咽頭への味覚刺激の効果は味質により異なり、酸味溶液は促進効果を有する可能性が示唆された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23792424
ID情報
  • 課題番号 : 23792424
  • 体系的課題番号 : JP23792424