2012年12月
プロジェクトベースドラーニングにおける自発的行動分析(<特集>大学教育の改善・FD)
日本教育工学会論文誌
- ,
- 巻
- 36
- 号
- 3
- 開始ページ
- 205
- 終了ページ
- 215
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.15077/jjet.KJ00008514498
- 出版者・発行元
- 日本教育工学会
本研究では,PBLにおける社会的手抜きの有無,社会的手抜きと対立する状態の有無,それぞれの促進要素,阻害要素,各要素間の関連を質的手法によって調査していった.本研究の分析では,PBLにおいて社会的手抜きの発生の有無は個人よりもチームの活動に影響を受けていることが分かった.また単に社会的手抜きをしないだけでなく,学習者が自発的に行動するためには,チーム活動において意思決定に参与し,協力体制を構築した上で,責任を自覚し,具体的な問題発見を行うという過程を辿ることが明らかになった.よって,本研究では,PBLにおける自発的行動とは,チーム活動との相互作用の中で生まれると結論付け,自発的行動を促進するチームデザインを提案した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.15077/jjet.KJ00008514498
- ISSN : 1349-8290
- CiNii Articles ID : 110009577672
- CiNii Books ID : AA11964147
- identifiers.cinii_nr_id : 9000238099832