2020年1月
AGEs-RAGE系によるがん発症リスクと新規治療戦略
就実大学薬学雑誌
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- 巻
- 7
- 号
- 開始ページ
- 19
- 終了ページ
- 27
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 就実大学薬学部「就実大学薬学雑誌」編集委員会
糖尿病合併症の発症ならびに増悪化に、血糖値依存的に生体内に蓄積する終末糖化産物(AGE)とその受容体であるRAGEの関与が知られている。RAGEはAGEだけでなくHMGB1やS100蛋白質、アミロイドβ蛋白質など様々な分子に結合するパターン認識受容体である。S100蛋白質、HMGB1およびAGEと、癌の発症・進展との関連性ついて概説した。AGE-RAGE系は、癌の新規標的分子として有望と考えられた。
- ID情報
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- ISSN : 2188-1626
- 医中誌Web ID : 2020369299