2019年
NASA_TLX指標間の相関 -一対比較は必要か?-
人間工学
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- 巻
- 55
- 号
- 6
- 開始ページ
- 247
- 終了ページ
- 253
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.5100/jje.55.247
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本人間工学会
多重課題の難易度を3段階に設定した実験1と6作業(セルフペースおよびマシンペース(2回)暗算,レイブン・プログレッシブ・マトリックス・テスト,埋め込み図形テスト,鏡映描写)を用いた実験2において,NASA-TLXの重み付け平均値(WWL),下位尺度の単純平均値(RTLX),適応重み付け平均値(AWWL)の3つの指標間および重み係数と下位尺度(順位値)の相関を検討した.その結果,指標間には非常に高い相関が得られ(実験1:WWL-RTLX .84,RTLX-AWWL .96,WWL-AWWL .88.実験2:RTLX-WWL .95,RTLX-AWWL .98,WWL-AWWL .96),重み係数と下位尺度の相関は実験1で.73 (ns),実験2で.83 (p<0.05)となり,一対比較を行わないRTLXとAWWLの有用性が示唆され,AWWLはRTLXよりも感度が高い可能性が示唆された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5100/jje.55.247
- ISSN : 0549-4974
- eISSN : 1884-2844
- CiNii Articles ID : 130007960948
- CiNii Books ID : AN00199371
- CiNii Research ID : 1390849931316254720