2012年4月 - 2015年3月
CTLと制御性T細胞の同時機能調節と分化抑制による、癌特異的CTL細胞療法の樹立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
がんだけを殺傷する患者リンパ球(がん特異的CTL)を効率よく体外で育て、体内へ戻すCTL細胞療法の開発研究を行った。
がん抗原と、リンパ球刺激作用のあるOX40によりT細胞を培養すると、がん特異的CTLが効率よく誘導できた。制御性T細胞抑制作用も併せ持つOX40を前投与した担癌マウスに、CTLを細胞移入すると、免疫抑制状態を打ち破り、CTLが長期間機能維持し、腫瘍拒絶した。がん特異的CTLの効率的な作成に、IL-21やB7-DCも有力候補だとわかった。
ヒトリンパ球からも、抗原(HA)特異的CTLがOX40刺激により効率よく誘導できた。今後、がん患者に対するCTL細胞療法へ応用できると考えます。
がん抗原と、リンパ球刺激作用のあるOX40によりT細胞を培養すると、がん特異的CTLが効率よく誘導できた。制御性T細胞抑制作用も併せ持つOX40を前投与した担癌マウスに、CTLを細胞移入すると、免疫抑制状態を打ち破り、CTLが長期間機能維持し、腫瘍拒絶した。がん特異的CTLの効率的な作成に、IL-21やB7-DCも有力候補だとわかった。
ヒトリンパ球からも、抗原(HA)特異的CTLがOX40刺激により効率よく誘導できた。今後、がん患者に対するCTL細胞療法へ応用できると考えます。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 24591973
- 体系的課題番号 : JP24591973