J-PARCにおける荷電変換入射方式のFFAG加速器への応用
International Workshop on FFAG Accelerator (FFAG 2016)
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- 開催年月日
- 2016年9月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
昨今、原子炉廃棄物の無毒化に関する研究が世界的に注目されている。我々は原子炉廃棄物のLLFP(超寿命核分裂片)を負ミュオン捕獲反応にて無毒化する手法の研究開発を進めている。このミュオン核変換を現実のものとするには解決すべき様々な課題があるが、とりわけ核変換に必要な低エネルギー負ミュオンを高効率・高強度に生成する手法(既存の手法の10倍以上のミュオン生成効率)の確立が重要視されており、本手法においては、高効率な負ミュオン生成を可能とするエネルギー回復内部標的: Energy Recovery Internal Target方式を採用したFFAG加速器の開発が必須である。我々は、J-PARC加速器における荷電変換入射を応用し、FFAG加速器に大強度ビームを入射する方法として荷電変換入射方式に関する研究開発を進めている。また、この研究で得られた知見をJ-PARC RCSでの入射システムの改良に役立てている。本発表では荷電変換入射方式に関する研究開発成果を報告する。