2021年3月
J-PARC RCS; 1.2MW相当の大強度ビーム試験結果
JPS Conference Proceedings (Internet)
- 巻
- 33
- 号
- 開始ページ
- 011018\_1
- 終了ページ
- 011018\_6
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.7566/JPSCP.33.011018
J-PARC RCSは、2019年7月に、1MWの連続(10.5時間)運転に成功したところである。高出力かつ安定な利用運転を実現するためには、1.2$\sim$1.5MW相当の更に高いビーム強度でのビームの振る舞いを精査することが必要になるため、RCSでは、2018年の10月と12月に1.2MW相当の大強度試験を実施した。当初は、1$\%$程度の有意なビーム損失が出現したが、チューンや横方向ペイント範囲を最適化することで、そのビーム損失を10$^{-3}$レベルにまで低減することに成功した。また、数値シミュレーションでその実験結果を精度良く再現することにも成功している。本発表では、実験結果と計算結果の詳細比較からビーム損失の発生や低減のメカニズムを議論する。また、近い将来実施予定の1.5MW相当の大強度ビーム加速の実現に向けた取り組みも紹介する。
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- ID情報
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- DOI : 10.7566/JPSCP.33.011018
- ISSN : 2435-3892