論文

2001年7月

XML文書のためのバイテンポラルデータモデル

情報処理学会研究報告. データベース・システム研究会報告
  • 天笠, 俊之
  • ,
  • 吉川, 正俊
  • ,
  • 植村, 俊亮

2001
70
開始ページ
397
終了ページ
404
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
一般社団法人情報処理学会

インターネット上では多くの電子文書やデータがXML形式で流通されるようになりつつある.このような状況において, XML文書の更新の履歴が利用できれば, 多くの応用で有効であると考えられる.本稿ではこの目的のために, XML文書のバイテンポラル(bitemporal)データモデルを提案する.これはXPathデータモデルに基づいており, 有効時間, トランザクション時間によってXML文書の更新履歴を表現することができる.さらに, このモデルに基づいた時制XML文書リポジトリの構築方法を二つ提案する.一つめの手法はXRelを用いるもので, 既存の(時制)関係データベース上に時制XML文書リポジトリを構築することができる.XRelは任意の整形式のXML文書を, 要素, 属性, テキスト, 経路式に基づいて分割して関係表に格納する手法であり, この関係スキーマに時制を導入することによって時間を表現する.二つめの方法は, バイテンポラルデータモデルにおける文書インスタンスを整形式のXML文書に直列化して, 通常のX

ID情報
  • ISSN : 0919-6072

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