2019年4月 - 2023年3月
Fab施設におけるモノづくり支援とその社会的効果に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
当初の計画では広島と東京を加えた3拠点にて地域間比較を行うべく実証実験「体験型イスづくりワークショップ」を実施予定であったが、移動制限の影響から実施できない状況であったため、前年度までに開発したスケッチ入力が可能なデザイン支援システムの教育効果とその特性を把握する実験と分析を行った。ここでは①建築学生(建築を学ぶ学部3年生、大学院生)と②非建築学生(建築学以外の工学分野を専攻する学部3年生、大学院生)に対する実験を行い、教育的背景との関連について分析を行った。建築学生は非建築学生に比べ図形的な操作から事象を捉える傾向にあることから、スケッチを用いたデザイン入力方法やビジュアルプログラミングに親和性が高い傾向にあることがわかり、その成果を建築情報学会の年次大会において発表した。同時に小学生に対してもデザイン支援システムの教育効果とその特性を把握するための実験を行った。これについては、緊急事態宣言発令などによる実験の取りやめによって、十分な被験者数の確保に至っておらず十分な結果が得られとは言えないが、この実験を通して確認された傾向を建築情報学会の年次大会において行われたラウンド・テーブル・セッションにおいて発表した。研究実施計画の変更を行ったこと、変更後の研究についても中断を余儀なくされたことから、当初計画していた研究発表が実施できなかっただけでなく、変更後に計画していた発表も十分に実施することができなかった。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K15169
- 体系的課題番号 : JP19K15169
この研究課題の成果一覧
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論文
1-
Proceedings of the 26th CAADRIA Conference - Volume 2 263-272 2021年 査読有り最終著者
講演・口頭発表等
2-
超異分野学会 豊橋フォーラム2022 2022年12月17日
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建築情報学会 AAC Session「未来のデジタルファブリケーションと建築の融合」 2022年2月27日 招待有り