共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2023年3月

Fab施設におけるモノづくり支援とその社会的効果に関する研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

課題番号
19K15169
体系的課題番号
JP19K15169
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

当初の計画では広島と東京を加えた3拠点にて地域間比較を行うべく実証実験「体験型イスづくりワークショップ」を実施予定であったが、移動制限の影響から実施できない状況であったため、前年度までに開発したスケッチ入力が可能なデザイン支援システムの教育効果とその特性を把握する実験と分析を行った。ここでは①建築学生(建築を学ぶ学部3年生、大学院生)と②非建築学生(建築学以外の工学分野を専攻する学部3年生、大学院生)に対する実験を行い、教育的背景との関連について分析を行った。建築学生は非建築学生に比べ図形的な操作から事象を捉える傾向にあることから、スケッチを用いたデザイン入力方法やビジュアルプログラミングに親和性が高い傾向にあることがわかり、その成果を建築情報学会の年次大会において発表した。同時に小学生に対してもデザイン支援システムの教育効果とその特性を把握するための実験を行った。これについては、緊急事態宣言発令などによる実験の取りやめによって、十分な被験者数の確保に至っておらず十分な結果が得られとは言えないが、この実験を通して確認された傾向を建築情報学会の年次大会において行われたラウンド・テーブル・セッションにおいて発表した。研究実施計画の変更を行ったこと、変更後の研究についても中断を余儀なくされたことから、当初計画していた研究発表が実施できなかっただけでなく、変更後に計画していた発表も十分に実施することができなかった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K15169
ID情報
  • 課題番号 : 19K15169
  • 体系的課題番号 : JP19K15169

この研究課題の成果一覧

論文

  1

講演・口頭発表等

  2