2003年
ストリートアメニティ形成のための街路景観エレメントのあり方に関する研究-5-:明治通り[福岡市]の公共沿道空間の実態調査3とキャンパス内の実験
日本デザイン学会研究発表大会概要集
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- 巻
- 50
- 号
- 0
- 開始ページ
- 72
- 終了ページ
- 72
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11247/jssd.50.0.72.0
- 出版者・発行元
- 日本デザイン学会
本研究は,建物のセットバック空間や公開空地など半公共的な空間である公共沿道空間に着目して,その状況と歩行者の行動の関わりを明らかにすることが目的である。 前回は,公共沿道空間の状況を把握するために街路調査から公共沿道空間の構成要素の整理を行い,その結果から調査地点を選定して,行動を詳細に検討するために行動観察を行った。 今回は,詳細な観察とキャンパス内の実験を加えた結果,公共沿道空間は歩行空間の有効な緩衝空間であることが明らかになり,また公共沿道空間を「視覚に影響する景観型」と「通行に影響する連続型」と「快適な行動につながる滞留をおこす分節型」に再構成することができた。さらに,構成要素と行動の関係を検討するために構成要素の増加による実験と行動観察を行った結果,滞留時間が長くなると滞留の種類が増え,また構成要素が増加すると滞留の種類が増えて「快適な行動」に高まることを示唆することができ,公共沿道空間と歩行者の行動の密接な関連性を導いた。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.11247/jssd.50.0.72.0
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130006965762
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11675172
- ID情報
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- DOI : 10.11247/jssd.50.0.72.0
- ISSN : 0910-8173
- CiNii Articles ID : 130006965762
- CiNii Books ID : AA11675172
- identifiers.cinii_nr_id : 9000391834153