共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

脳損傷患者へのアトモキセチン内服および磁気刺激とリハビリテーション併用療法の検討

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
16K16444
体系的課題番号
JP16K16444
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円
資金種別
競争的資金

高次脳機能障害に対し,選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬であるアトモキセチン(ストラテラ)を内服投与し,同時に,経頭蓋磁気刺激療法とリハビリテーションを実施した.その結果,記憶や注意における評価の改善を認め,臨床的にも「日常会話の反応が早くなった」,「自発性が向上した」,「上肢の運動速度が速くなった」などの行動変化がみられ,この改善は,4週間の投与後も持続した.脳血流画像から、大脳皮質全域のノルアドレナリン濃度が増え,血流改善したものと考えている.そして,アトモキセチンの内服が脳の機能改変を促すとされ,本研究にて,アトモキセチン内服併用でのリハビリテーションの安全性と有用性を認めた.

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K16444/16K16444seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K16444
ID情報
  • 課題番号 : 16K16444
  • 体系的課題番号 : JP16K16444