福島第一原子力発電所の燃料取り出しに向けた研究開発状況,3; 臨界安全の観点から見た課題
日本原子力学会2020年春の年会
- 開催年月日
- 2020年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 福島
- 国・地域
- 日本
「福島第一原子力発電所の燃料取り出しに向けた研究開発状況」と題した炉物理部会企画セッションにおいて発表する。東京電力による福島第一原子力発電所事故の概要と燃料デブリの現状把握に関する発表、国際廃炉研究開発機構, 三菱重工による燃料デブリ取出しの臨界管理研究開発状況の発表に続き、本発表では臨界安全管理の実施に際して確認すべき事項について述べる。燃料デブリは、従来の臨界安全管理の対象である良く把握された核燃料物質とは異なり、乱雑で不確かな組成分布を持つと考えられる。このことに伴う増倍率評価の不確かさを考慮して、臨界監視を併用しつつリスクの考え方に基づく管理を行う例を示す。