論文

査読有り 筆頭著者
2021年

脳出血回復期における装具処方の必要性と種類の判断に有用な指標の検討

日本義肢装具学会誌
  • 阿部紀之
  • ,
  • 細矢貴宏
  • ,
  • 松田雅弘

37
2
開始ページ
137
終了ページ
142
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
(一社)日本義肢装具学会

装具処方の必要性や装具種類の判断に有用な指標を明らかにするため、被殻出血患者34名を対象に装具処方有無の2群と、処方された装具の種類(長下肢装具:KAFO・支柱付き短下肢装具:MAFO・プラスチック短下肢装具:PAFO)により3群に分け、脳画像所見、装具情報、身体機能をそれぞれ比較した。装具処方の有無では在院日数、入退院時の歩行能力、運動機能、ADLで有意差を認めた。また、出血量と短径はKAFO-PAFO群間、長径はKAFO-PAFO群、MAFO-PAFO群間で有意差を認めたが、身体機能は3群間の差を認めなかった。装具処方の必要性は身体機能やADLが有用な指標であるが、処方装具の種類には脳画像所見も有用な指標であることが示唆された。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0910-4720
  • eISSN : 1884-0566
  • 医中誌Web ID : V414560008

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