基本情報

所属
清泉女子大学 文学部 文化史学科 准教授
学位
博士(神学)(上智大学)
STD(Sacrae Theologiae Doctor)(教皇庁立神学部)

連絡先
n-sakataseisen-u.ac.jp
研究者番号
30795109
J-GLOBAL ID
201401019564653935
researchmap会員ID
B000242432

上智大学大学院神学研究科、日本学術振興会特別研究員(DC1)、東京大学宗教学宗教史学研究室での日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在は清泉女子大学に勤務。また東海大学、明治大学で非常勤講師を勤める。2018年9月に上智大学にて博士(神学)および教皇庁の神学博士号であるSTDを修得。

中世キリスト教思想におけるモノ(物質的美)/身体の意義を中心的テーマとし、特に教父思想とその受容の観点から研究を進めている。現在取り組んでいる具体的テーマは以下の通りである。

1.ゴシック建築と同時代の建築にまつわる神学思想について

まずゴシック建築の「支配的理念」を提供したともされるシュジェールについて、先行研究において指摘されてきた擬ディオニュシオス文書−シュジェール−ゴシック建築のラインを比較検討した。特にシュジェールにおける教父思想の影響の可能性を研究の中心に据えた。また現在では、広く聖堂理解・聖堂解釈という点を主眼に据え、12,13世紀の典礼注解書における建築イメージと実際の建築の扱いについての史料渉猟および考察を進めている。


2.中世修道制における涙について

新神学者シメオンの涙に関する記述から出発し、初期修道制における涙の扱いについて資料収集を行っている。特に東西キリスト教における涙の扱いの相違と広がりについて考察すべく、カッシアヌスのテキストとその影響史を中心に研究を進めている。


研究キーワード

  6

学歴

  3

委員歴

  6

論文

  11

MISC

  7

書籍等出版物

  5

講演・口頭発表等

  24

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

その他

  8