渡邊 芳倫

集水域の森林や里山、畑や水田において、自然災害や土壌劣化に強く持続可能な土地利用をするにはどのような管理が必要なのか明示することが私の研究目標です。
環境保全型農業の一つとして無農薬・無化学肥料で栽培する有機農業がありますが、よく似た管理を行っていても無農薬・無化学肥料で栽培可能な圃場とそうでない圃場が存在します。この原因を農地環境や土壌環境の観点から研究し、無農薬・無化学肥料で栽培可能な農地基盤を明らかにしようとしています。
また、近年アフリカ大陸で面積が拡大している水田において、収穫される米の量が多い農家と極端に少ない農家が存在することが解ってきました。極端に少ない農家の原因を、現場の栽培管理や圃場整備、土壌環境などより調査しています。