Hiroaki WATANABE

これまで、農業生産にとって「条件不利」とされる地域を対象に、農林地の多面的機能の定量的評価、農業労働力や農地、担い手経営の将来動向に関する研究を行ってきました。これらは主に、現状解明やフォアキャスティング的視点からの取り組みでした。

近年は、バックキャスティング的視点から、中山間水田農業の担い手として想定すべき経営体像の解明、目指すべき中山間地域農業の将来像とその実現のために解決すべき経営的・技術的課題の解明といった課題に取り組んでいます。

特に現在は、中山間水田地帯の収益力と農地管理力が評価できる空間的地目・作目配置評価モデルの策定、一村一農場型農村経済多角化ビジネスモデルの策定という課題に取り組んでいます。