MISC

2007年

児童虐待の歴史的背景と定義

保健学研究
  • 花田 裕子
  • ,
  • 永江 誠治
  • ,
  • 山崎 真紀子
  • ,
  • 大石 和代

19
2
開始ページ
1
終了ページ
6
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
長崎大学

本稿は,児童虐待の歴史的な変遷および児童虐待の定義について概観する.児童虐待は,わが国においても1990年代以降は特殊な家族環境で発生する問題ではないことが広く認識されるようになった.児童虐待問題は,歴史的な変遷を経て関連法が大きな変革期を迎えている.児童虐待は諸外国ではChild AbuseとChild Maltreatmentの両者の用語が用いられているが,Child Maltreatmentは80年代に生態学的な観点から児童虐待を捉えることが提唱された用語でChild Abuseより広く使われている.子どもの心理社会的な発達は,親だけではなく子どもの取り巻く環境からの影響は大きく,今後はChild Maltreatmentの概念の導入や生態学的な研究が児童虐待問題に必要となってくると考えられる.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006448339
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12200909
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/8896381
URL
http://hdl.handle.net/10069/9780
URL
http://search.jamas.or.jp/link/ui/2008060383
ID情報
  • ISSN : 1881-4441
  • CiNii Articles ID : 110006448339
  • CiNii Books ID : AA12200909

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