子どものメンタルサポートグループに参加している子どもを看護学生が1対1で受け持ち、子どもの問題特性とそのケアにおける看護学生の役割について検討した。【研究期間】2010年4月〜10月。【研究対象】A(小学校低学年)、B(中学生)の2名。【データの収集方法】週1回程度の集団ケア、不定期な野外活動の活動記録および関わりの中での気づきを記載したフィールドノートをデータとした。記録内容の充実を図るため教員からのスーパービジョンを受けた。【データの分析方法】質的帰納的分析を行った。【倫理的配慮】本人及び保護者に、研究の目的と研究結果の公表時に個人名や学校名などの匿名化に十分に配慮することを口頭と文書を用いて説明した。なお、長崎大学医学部保健学科倫理委員会の承認を得て行った。【結果】10個のカテゴリが抽出された。10個のカテゴリは《子どもに関するカテゴリ》、《母親に関するカテゴリ》、《看護学生に関するカテゴリ》の3分野にわたって抽出された。(著者抄録)