2013年4月 - 2016年3月
温帯・亜熱帯推移帯における温帯性藻場生態系の衰退プロセスの解明と将来予測
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
藻場を構成する海藻・海草類の分布辺境個体群に注目し,分布辺境域における個体群の生育環境と,温度や光等の環境ストレスに対する応答の特異性を解明することで,藻場衰退のサインとなるモニタリング指標の確立を目的とした。最大量子収率に対する温度の影響は,酸素発生速度に基づく光合成活性に対する温度の影響によく似て種によって多様であり,温度に対する応答を把握する指標として有望であることが考えられた。
実効量子収率は光に対して負の相関があるが,夜間の馴致中に回復した。光と温度のストレスは複合要因になりうる場合があり,低温に光のストレスが複合的に合わさることで実効量子収率が著しく低下し,回復が阻害された。
実効量子収率は光に対して負の相関があるが,夜間の馴致中に回復した。光と温度のストレスは複合要因になりうる場合があり,低温に光のストレスが複合的に合わさることで実効量子収率が著しく低下し,回復が阻害された。
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- 課題番号 : 25340012
- 体系的課題番号 : JP25340012