Presentations

Jun, 2013

The Spectroscopy of LX-rays emitted from transuranium element using transition edge sensor microcalorimeter

日本保健物理学会第46回研究発表会
  • Nakamura, Keisuke
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  • Maeda, Makoto
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  • Aoki, Katsunori
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  • Yasumune, Takashi
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  • Takasaki, Koji
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  • Maehata, Keisuke
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  • Iyomoto, Naoko
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  • Ishibashi, Kenji
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  • Mitsuda, Kazuhisa
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  • Tanaka, Keiichi

Language
Japanese
Presentation type
Venue
千葉

Pu等のTRU核種の内部被ばく評価のための、当該核種から放出されるLX線を測定する代表的な非破壊測定の方法としては、半導体検出器を用いたX線スペクトロメトリーがある。しかし$^{241}$Puの子孫核種である$^{241}$AmのLX線とエネルギーが近接していることから、正確な測定が困難となる。主用なLX線の弁別のためにはエネルギー分解能で約100eVの性能が要求される。近年、高いエネルギー分解能を有する検出器として、超伝導相転移端温度計(TES)型マイクロカロリーメータが注目されている。TES型マイクロカロリーメータは、超伝導から常伝導へと遷移する時に発生する急激な抵抗変化を利用した検出器であり、極低温環境において動作させる。TES型マイクロカロリーメータをTRUのLX線計測に適用することで、より正確なTRUの非破壊測定が期待できる。今回、TES型マイクロカロリーメータを用いたTRUから放出されるLX線の分別性の評価を目的として、TRU核種のLX線計測実験を実施したのでその成果について報告する。