2015年3月
米ぬか土壌表面処理後の機械除草が無除草剤栽培水稲の生育と収量に及ぼす影響
農作業研究
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- 巻
- 50
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 9
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.4035/jsfwr.50.1
- 出版者・発行元
- 日本農作業学会
本研究では,2006年から2007年に米ぬか土壌表面処理後の機械除草が無除草剤栽培水稲の生育ならびに収量に与える影響を検討した.試験は,連作水田とダイズ作後の輪換水田において,米ぬか土壌表面処理の有無と機械除草の有無の組み合わせによる4処理区を設けて実施した.米ぬか土壌表面処理は,アゼナ類,コナギ,タマガヤツリおよびマツバイに極めて高い抑草効果が認められた.また,米ぬか土壌表面処理後に機械除草を実施すると,米ぬか土壌表面処理単独と比較して,さらに高い抑草効果が得られ,幼穂形成期の水稲窒素吸収量も増加した.その結果,単位面積当たりの穎花数とともに,精玄米重が増加することが明らかになった.ダイズ作後の輪換水田では,輪換2年目(2006年)は,精玄米重が連作水田と比較して増加したが,同3年目は,連作水田と変わらなかった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4035/jsfwr.50.1
- ISSN : 0389-1763
- CiNii Articles ID : 130005104235
- CiNii Books ID : AN00386823