Profile Information

Affiliation
滋賀県西部・南部森林整備事務所
Degree
修士(Mar, 2005, 京都大学大学院農学研究科)
博士(Jan, 2021, 滋賀県立大学大学院環境科学研究科)

J-GLOBAL ID
201301040324937083
researchmap Member ID
B000228803

私はこれまで、人間の社会と自然の共存を目指し、人々の価値意識や生態系のデータを集めて分析し、さまざまな課題解決を図ってきました。研究テーマは大きく、生態学、林学、環境教育、国際協力の4つです。近年は、GISとリモートセンシング技術を取り入れながら、広域で森林の種組成や資源量を把握する研究に力を入れています。いずれの研究テーマにおいても、人々と野生動物の共存、自然環境の保全や活用の方法について意識して取り組んでいます。

なお、リモートセンシング工学、生態学、造林学は琵琶湖環境科学研究センター、環境教育や国際協力は、大学の先生方のご指導をいただきながら近江環境政策研究会の立場で研究を進めてまいりました。

 

センサカメラ画像 滋賀県大津市の山林(2019年8月)

  センサ―カメラ画像 滋賀県大津市(2019年1月)

野生動物と人間社会の共存というテーマで研究を進め、センサ―カメラを活用してきました。

 

〇 リモートセンシング工学・地理情報システム

・森林の植生を把握するための、人工衛星画像と地理情報システム(GIS)を活用した手法の開発

・森林のゾーニング手法の検討

 

〇 生態学

・人工林択伐跡地や二次林の閉鎖林冠下における実生の空間構造の分析

・里山二次林における異なる遷移段階の林分配置に関する検討

・トビムシ(土壌生物)の群集動態

 

〇 林学

・資源の循環利用を図る森林のゾーニングに係る自然的・社会的条件(GIS、リモートセンシング)

・針葉樹人工林の択伐跡地における天然更新(広葉樹林化)

・大苗やコンテナ苗の植栽試験

・普通苗を植栽した場合の下刈り省力化

・獣害防止柵(防護柵、防鹿柵)の省力的な維持・管理

・木造住宅に関する消費者の認識

・原木市売市場の素材価格の形成要因

・森林作業道と架線に関する研究動向のレビュー 

・林業普及指導員の行動分析

 

ニホンジカの食害対策の防護柵を設置したプロット

 

 

 

 

 

 

 

天然更新の調査地(滋賀県甲賀市)

ニホンジカの食害を防ぐための防護柵で包囲したプロット

 

 

 

(調査風景)防護柵の維持管理

 

 

 

 

 

 

 

調査風景 防護柵の維持管理の研究

 

〇 環境教育

・自然体験学習に対する、教諭、一般市民の認識

・CVMを用いた自然体験学習施策の評価

・ガバナンス論を用いたトチノキ群落の保全活動の分析

 

〇 国際協力

・ケニアの住民の野生動物の保全に対する認識の調査

 ・青年海外協力隊の活動に関する研究

 

調査風景 野生動物の保全の意識
 

 

 

 

 

調査風景 野生動物の保全に関する意識調査(ケニア共和国)

 

 

これまでの研究成果を活かしながら、研究を発展させていきたいと考えており、研究展望としては、次の図のようなイメージを持っています。(環境システムの枠組みで整理すると分かりやすいと考えました)

研究展望

 

 

 

 

 

 

資格等

2007/12 林業普及指導員 (農林水産大臣)
2013/5      労働安全衛生特別教育修了(小型車両系建設機械) (建設業労働災害防止協会滋賀県支部)
2015/6      労働安全衛生特別教育修了(機械集材装置運転業務)(林野庁森林技術総合研修所長)
2017/2   森林総合監理士(林野庁長官)
2021/1      学位取得  滋賀県立大学大学院 論文博士(環境科学)

 

 書籍

野生生物との共生を目指してケニアの陽光 ポストコロナの海外ボランティア

 

 森林再生に向けた次世代林業技術 林業技術発展を俯瞰し、次世代の日本林業を支える技術を解説


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