MISC

2000年3月21日

意味保存型の情報ハイディング : 日本語文書への適用

情報処理学会研究報告. 情報学基礎研究会報告
  • 三瓶 光司
  • ,
  • 中川 裕志
  • ,
  • 松本 勉
  • ,
  • 村瀬 一朗

2000
29
開始ページ
95
終了ページ
102
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人情報処理学会

ネットワーク基盤の発達等により, 電子的にやり取りされる情報量が目覚ましく増加している.それに伴い, 電子化されたコンテンツに対する著作権保護が大きな問題となっている.その問題を解決する一つの方法として注目, 研究されているのが情報ハイディングである.しかし, 従来の情報ハイディングは, 画像, 音声などに対するものがほとんどであり, テキストを対象にしたものでも, 文字間や行間などを微妙に変化させて情報の隠蔽を行うなど, 実質的には画像的な扱いをするものがほとんどであった.そこで我々は, 自然言語処理の技術を情報ハイディングの分野に応用し, 文章中の表現を意味の変わらない他の表現に置き換えることで情報隠蔽を行うシステムを提案する.本稿では置き換えに敵した言語要素の考察, 置き換え規則およびその記述, システム構成, さらにソフトウェア附属文書を対象し, 置き換えによって情報を隠蔽したテキストの自然さの評価などについて報告する.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002934264
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10115061
ID情報
  • ISSN : 0919-6072
  • CiNii Articles ID : 110002934264
  • CiNii Books ID : AN10115061

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