中嶋 英介

山鹿素行を中心とした近世武士道論・兵学思想史を専門としています。最近は北条流兵学・長沼流兵学等の兵学関連文献を求めて各地で資料調査を重ねています。特に『士鑑用法』・『兵法雄鑑』の注釈書を探しつつ、武士教訓書があれば撮影する日々を送っています。

コロナ禍のため、しばらく日本に在住していましたが、現在は中国と日本を行ったり来たりしています。中国の大学に所属しながら、いかにして日本思想史の研究作業ができるか、その可能性を考えています。

中国の大学では、主に日本語会話・作文を担当していますが、日本文化や日本事情などの講義も行います。近年は日本留学を希望する中国人学生に対して、研究計画書の書き方や大学院入学後の心構えなど、留学後の学生生活のアドバイスなども行っています。研究者タイプの少ない中国内陸部にて、学生の将来を見据えた研究作業ができるよう、中国国内の大学生と連携をとりあっています。