2016年4月 - 2019年3月
グラフェン表面プラズモンを用いたテラヘルツ広域帯電磁波発振器と増幅器の研究開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
金属の周期構造体と誘電体や電気新材料と呼ばれるグラフェンなどの組み合わせにより構成された複合放射構造体を考え、スミス・パーセル放射とは別に、強いテラヘルツ波発生を研究目標とした。誘電体を用いたグラフェンプラズモンポラリトンから放射電磁モードへの転換過程、プラズモンポラリトンと周期構造体表面電磁波とのカップリング効果、誘電体と金属周期スリットとの結合により発生した新たな放射物理現象などを研究したうえ、従来に考えていない新型な放射物理を基づいた複合放射構造体を製作し、既存の電子線発生装置を活用して検証実験を実施した。これらの成果を活用すると、小型化、高効率テラヘルツ波放射源の開発が期待できる。
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- 課題番号 : 16K04987
- 体系的課題番号 : JP16K04987