2021年4月 - 2026年3月
漢文大蔵経の文献学的研究基盤の構築:『大正新脩大蔵経』底本・校本DBの活用と拡充
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
2021年度は、『大正新脩大蔵経』底本・校本データベース(以下「本DB」)の一般公開、酉蓮社本のデジタル撮影、データ作成、書誌調査、本DBの周知活動に取り組んだ。
研究代表者會谷は、3社相見積もりで酉蓮社本の撮影業者を選定して、計15箱(全42函309冊)33,330コマのデジタル撮影を実施した。DB連携を行うSAT大藏經テキストデータベース研究会との連絡役を務め、新たに「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」中の「[大藏經]1454種5733卷」(「備考」参照。所謂「宮本」)と連携させるためのリンク用データを作成した。また、これまで経典単位で公開していた画像データに対して、目次単位で書誌と画像データを紐付けるためのリンク用データの作成を行った。
研究分担者相原は作業人員を指揮してIIIF化作業を推進した。清水は大谷大学図書館所蔵の原本20点の書誌調査を実施した。中村は本DBの設計・構築・改修を進め、DB化作業のための助言を行った。宮崎は本DBの外部への周知に取り組み、會谷とともに他科研の研究会(「学会発表」参照)にて本DBの利用法を紹介するともに、仏教学者の視点から改善・利活用の方法等を提示した。
2021年6月に第1回研究打ち合わせを行い、本DBにGoogleフォームによるレビュー収集ページを組み込むなど改修を行った上で一般公開した(「備考」参照)。12月の第2回打ち合わせでは本DBの改修・拡張計画を検討して、2021年度に準備した撮影データや外部データベースとのリンク用データを取り込んで、2022年度の早い時期にリニューアル公開する方針を決定した。2022年2月には東洋文庫で開催した研究データベース会議にて、會谷、相原、中村、宮崎がそれぞれのテーマで報告を行い、質疑応答を通じて、有益な助言を得た。
研究代表者會谷は、3社相見積もりで酉蓮社本の撮影業者を選定して、計15箱(全42函309冊)33,330コマのデジタル撮影を実施した。DB連携を行うSAT大藏經テキストデータベース研究会との連絡役を務め、新たに「宮内庁書陵部収蔵漢籍集覧」中の「[大藏經]1454種5733卷」(「備考」参照。所謂「宮本」)と連携させるためのリンク用データを作成した。また、これまで経典単位で公開していた画像データに対して、目次単位で書誌と画像データを紐付けるためのリンク用データの作成を行った。
研究分担者相原は作業人員を指揮してIIIF化作業を推進した。清水は大谷大学図書館所蔵の原本20点の書誌調査を実施した。中村は本DBの設計・構築・改修を進め、DB化作業のための助言を行った。宮崎は本DBの外部への周知に取り組み、會谷とともに他科研の研究会(「学会発表」参照)にて本DBの利用法を紹介するともに、仏教学者の視点から改善・利活用の方法等を提示した。
2021年6月に第1回研究打ち合わせを行い、本DBにGoogleフォームによるレビュー収集ページを組み込むなど改修を行った上で一般公開した(「備考」参照)。12月の第2回打ち合わせでは本DBの改修・拡張計画を検討して、2021年度に準備した撮影データや外部データベースとのリンク用データを取り込んで、2022年度の早い時期にリニューアル公開する方針を決定した。2022年2月には東洋文庫で開催した研究データベース会議にて、會谷、相原、中村、宮崎がそれぞれのテーマで報告を行い、質疑応答を通じて、有益な助言を得た。
- ID情報
-
- 課題番号 : 21H04345
- 体系的課題番号 : JP21H04345
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1-
東洋文庫書報 (54) 29-63 2023年3月
MISC
1-
浄土 88(2・3月) 17 2022年2月1日
講演・口頭発表等
2-
東洋文庫研究データベース会議 2022年2月24日
-
「「奈良勅定一切経」の総合的研究」令和3年度第2回共同研究会 2021年9月25日
Works(作品等)
2-
2021年7月29日 - 現在 データベース
-
2021年7月29日 - 現在 データベース