Hiroshi Nakamura

研究概要

学習支援システムの開発研究，および学習方略についての研究，教育改善の研究に従事している．

１．学習支援システムの開発研究
学習者の自律的学習や協調学習を支援するシステムの開発研究として，第二言語学習支援システムの開発，および看護学教育支援システムの開発、策定を行なっている．第二言語学習支援では表現型使用例句構造コーパスを用いて，多様で具体的な状況に対応できる柔軟な言語使用能力を学習者に獲得させることを目標とし，聴解や発音，読解，作文学習を支援するシステムを開発している．看護学教育では，病棟等での臨地実習を代替または補うためのVirtual Reality技術を用いたシステムを提案し策定している．

２．学習方略，教育改善についての研究
今後重要性が増すと考えられる動画に着目し，ICTを用いた教育支援システムと学習コンテンツの現状の調査研究を行なったうえで，動画作成にかかるICTの教育的利活用に向けたインストラクショナルデザインと人材育成について提案している．看護学教育においては，対面授業とオンライン授業での学習方略の相違や学生の動向に関する調査と分析から，オンライン教育における教授法と教育方略の策定を行なっている．社会福祉士育成に関して現場の教員と協働し，学生の協調学習を主体とするアクティブ・ラーニングの分析評価を行なっている．またいずれの調査分析においても自由記述アンケート等を独自のテキスト分析を実施している．