1999年2月
小規模山城・丘城の縄張り構造にみる小規模在地勢力の様相-筑前糟屋郡・席田郡・志摩郡を中心に-
愛城研報告
- 巻
- 号
- 4
- 開始ページ
- 200
- 終了ページ
- 219
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 出版者・発行元
- 愛知中世城郭研究会
小規模山城・丘城の縄張り構造について、曲輪配置に着眼したタイプ化を試みたもの。在地社会においては、明確な曲輪遺構を持たない勢力がかなり広く存在しており、単郭といえども、明確な曲輪を創出し得ることはある一定の権力的成熟をみた勢力と評価できる。そして、複数の曲輪を創出することは、軍事的・権力的意識において更に一皮剝けた存在だったと位置づけた。