中西 大輔

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アバター
研究者氏名
中西 大輔
 
ナカニシ ダイスケ
ハンドル
daihiko
URL
https://www.daihiko.net
所属
広島修道大学
部署
健康科学部
職名
教授
学位
博士 (文学)(北海道大学)
科研費研究者番号
30368766
Twitter ID
daihiko
ORCID ID
0000-0002-5365-6957

プロフィール

社会的文脈におかれた人の行動を環境への適応という観点から研究しています。学問的バックグラウンドは社会心理学および進化心理学です。実験室実験、進化シミュレーション、調査といった手法を用いて研究をしています。主な研究トピックは社会的影響、社会的学習、意思決定 (個人および集団の)、集団間葛藤状況における内集団協力行動です。そのほか、eラーニングの効果測定や教材開発などをサイドワークで行なっています。

#基本的に無償で公開されている論文はそのままダウンロードできるようにしてありますが、それ以外のものについてはパスワードを設定しています。ご希望の方はご連絡ください。

研究分野

 
 

経歴

 
2017年4月
 - 
現在
広島修道大学 健康科学部 教授
 
2014年4月
 - 
2017年3月
広島修道大学 人文学部 教授
 
2015年8月
 - 
2016年8月
University of Reading Honorary Research Fellow
 
2007年4月
 - 
2014年3月
広島修道大学 人文学部 准教授
 
2006年9月
 - 
2007年3月
鈴峯女子短期大学 心理学 非常勤講師
 

受賞

 
2016年2月
日本ムードル協会 ベスト・ムードル・イノベーション賞: 佳作賞 一筆柿右衛門
受賞者: 大西 昭夫, 大澤 真也, 中西 大輔
 
Moodleでポートフォリオを作成可能なプラグインを開発した。
2015年6月
日本感情心理学会 優秀論文賞 自信があれば後悔しない: 意思決定への自信が後悔に与える影響
受賞者: 中西 大輔, 井川 純一, 志和 資朗
 
『感情心理学研究』に掲載された「自信があれば後悔しない: 意思決定への自信が後悔に与える影響」が優秀論文賞を受賞した。
2013年2月
日本ムードル協会 ベスト・ムードル・イノベーション賞: 佳作賞 e問つく朗
受賞者: 大澤 真也, 中西 大輔, 大西 昭夫
 
Moodle上で小テスト作成を支援するプラグインを開発した。
2012年11月
日本社会心理学会 奨励論文賞 集団間葛藤時における内集団協力と頻度依存傾向: 進化シミュレーションによる思考実験
受賞者: 横田 晋大, 中西 大輔
 
『社会心理学研究』に掲載された「集団間葛藤時における内集団協力と頻度依存傾向: 進化シミュレーションによる思考実験」が奨励論文賞を受賞した。
2000年6月
Human Behavior and Evolution Society William D. Hamilton Award Cost/benefit analysis of "conformity bias" in cultural transmission: an experimental test.
受賞者: 中西 大輔, 亀田 達也
 
HBESでのポスター発表でWilliam D. Hamilton Awardを受賞した。

論文

 
中川 裕美, 横田 晋大, 中西 大輔
心理学研究   90    2019年   [査読有り]
本研究の目的は、現実に実在する集団を対象として社会的アイデンティティ理論 (以下、SIT) と閉ざされた一般互酬仮説 (以下、BGR) の記述する心理過程それぞれの働きにより内集団協力が生じるかを検討することである。これまでSITとBGRは、対立理論としてそれぞれの妥当性が検証されてきたが、近年では両理論は相互背反ではなく、それぞれの理論の心理過程が独立して働き内集団協力を引き起こすという主張がなされている (中川・横田・中西, 2015; Stroebe, Lodewijkx, & Sp...
井川 純一, 中西 大輔
パーソナリティ研究      2019年   [査読有り]
本研究では、Grit (根気・一貫性) とバーンアウト傾向 (情緒的消耗感・脱人格化・個人的達成化の低下) 及び社会的地位との関係について、対人援助専門職 (医師、看護師、介護福祉士 (男性233名、女性217名)) を対象に検討した。Gritと社会的地位に関連が認められるのであれば、職業威信スコアの最も高い医師のGrit得点が最も高くなると予測したが、Gritの間に職種間の差異は認められなかった。一方、管理職と非管理職を比較したところ、一貫性において管理職のほうが高い値を示した。また、G...
Asuka Komiya, Yohsuke Ohtsubo, Daisuke Nakanishi, Shigehiro Oishi
Evolution and Human Behavior      2019年   [査読有り]
大坪 庸介, 佐々木 駿太, 中西 大輔, 井川 純一
Evolutionary Behavioral Sciences   12(2) 113-125   2018年4月   [査読有り]
Third parties intervene in others’ behaviors in various ways, such as punishing a harmdoer and/or helping a victim. Moreover, third parties may reward generous altruists. As such, various types of third-party intervention strategies are conceivabl...
英語専攻学生のTOEICスコアに寄与する要因の分析: 英語英文学科1年生を対象とした実態調査
大澤 真也, 中西 大輔
大学英語教育学会中国・四国支部研究紀要   (15) 127-142   2018年3月   [査読有り]
本研究の目的は、英語を専攻する大学1年生のTOEICスコアにどのような要因が影響しているかを検討することであった。本調査は、121名の1年生に実施された。調査項目には、大学への入学方法、学生の動機づけや考え方、授業外の勉強時間など、さまざまな項目が含まれていた。重回帰分析では、留学を予定しているかどうか、また英語学習者としての能力に自信を持っているかどうかという2つの要因が学生のTOEICスコアに影響していることが明らかになった。
横田 晋大, 中西 大輔
Japanese Psychological Research   59(4) 309-317   2017年6月   [査読有り]
本研究では集団間葛藤が内集団に対する協力と頻度依存傾向を高めるかどうかを場面想定法実験により検討した。集団間葛藤の程度を場面想定方実験で操作した結果、より葛藤の激しい状況下で協力率と頻度依存傾向が高まるという結果が得られ、仮説が支持された。
大澤 真也, 中西 大輔, 大西 昭夫
メディア・情報・コミュニケーション研究   2 1-14   2017年3月   [査読有り]
近年、高等教育機関におけるeラーニングの活用が進み、LMS (Learning ManagementSystem) やeポートフォリオなどを用いたさまざまな形態でのe ラーニングが実施されている。LMS などのeラーニングとは異なり、e ポートフォリオでは学習者の主体的な利用が前提となる。特に、デジタル化により、従来蓄積の難しかった画像や動画などのコンテンツを利用してポートフォリオを作成できることは1 つの大きなメリットではあるが、それにともない学習者がシステム上での操作に習熟する必要がで...
山口 真奈, 増地 あゆみ, 中西 大輔, 菅 さやか, 小西 直喜, 兪 叶韵, 大坪 庸介
Journal of Positive Psychology   11(5) 480-488   2016年9月   [査読有り]
本研究 (N=1523) では、夏休み中の学部学生の消費行動が休憩後の幸福と関連するかどうか、そして消費と幸福の関係が社会関係にプラスの影響を与えるかどうかを探った。その結果、夏休み中の経験的購入と親社会的支出の両方が、休み後の幸福と関連していたが、それは購入が社会的関係にプラスの影響を及ぼしていた場合のみであった。これらの効果は、回答者の性格、財政状態、性別を管理した後も依然として有意であった。さらに、体験購入と向社会的支出の両方が、高級品購入よりも社会関係にプラスの影響を与える可能性が...
中西 大輔, 横田 晋大
社会心理学研究   31(3) 193-199   2016年3月   [査読有り]
本研究では横田・中西 (2012) のモデルに少数派同調戦略を導入した。条件は4つあった: 多数派同調 (エージェントは多数派同調を行うが少数派同調は行わない)、同調不可能 (エージェントは同調しない)、少数派同調 (エージェントは少数派同調を行うが多数派同調は行わない)、混合戦略 (エージェントは多数派同調も少数派同調も行う) であった。コンピュータ・シミュレーションの結果、少数派同調が導入されると集団全体の協力率が低下することが示された。同調不可能条件の協力率は、少数派同調条件と混合戦...
大澤 真也, 中西 大輔, 岡田 あずさ
リメディアル教育研究   10(2) 215-221   2015年10月   [査読有り]
英検Can-doリストを用いた英語自信度アンケート調査を実施した。本調査ではTOEIC BridgeスコアとCan-doリストへの回答、及び英語学習の重要性の認識との関係を検討した。その結果、大澤他 (2012) と同様に自信度とスコアの間には正の相関が得られた。また、聞いたり話したりといったスキルに関する自信度が高いほどスコアを下げるという結果が得られた。
中西 大輔, 大澤 真也, 大西 昭夫, 岡田 あずさ, 有田 真理子
リメディアル教育研究   10(2) 211-214   2015年10月
Moodle上での小テスト (quiz) 作成支援ブロック「e問つく朗」の開発について紹介した。 本モジュールの開発目的は、1. 小テスト作成時のオプション数を絞り、2. コード入力を行わずにドラッグとクリックの操作だけでCloze (穴埋め) 問題を作成できるようにすることの2点であった。
中川 裕美, 横田 晋大, 中西 大輔
社会心理学研究   30(3) 153-163   2015年3月   [査読有り]
本研究の目的は、実在集団を対象としたシナリオ実験を通じて、対立する二つの内集団ひいきの説明原理の妥当性を検討することであった。内集団ひいきは、社会的アイデンティティ理論 (SIT) では内集団との同一化、閉ざされた一般互酬仮説 (BGR) では他の内集団成員からの互恵性の期待から生じると予測される。本研究では、野球ファン117名を対象に援助場面を想定させた場面想定法実験を行った。実験の結果、互恵性の期待がある場面で、互恵性の期待がない場面よりも協力的になり、BGRが支持された。また、互恵性...
中西 大輔, 井川 純一, 志和 資朗
感情心理学研究   22(3) 118-127   2015年3月   [査読有り]
本研究の目的は2点ある。第1に自信と後悔の関係を検討した。本研究では自信が強いことが反実仮想を減少させそれが後悔感情を弱くすると予測した。2点目として、行動/非行動と自信の関係を検討することを目的とした。実験1では場面想定法を用いて仮想状況における意思決定を行い、続く実験2で他者の行った決定について後悔の程度を推測させるシナリオ実験を行った。実験の結果、行動の有無よりも意思決定時の自信が失敗後の後悔に影響を与えていることが明らかとなった。
中西 大輔
リメディアル教育研究   9(2) 193-201   2014年11月
2つの講義型科目において学習管理システムMoodleを用いた授業外学習促進の試みを紹介し、その教育効果を定量的に検討した。その結果、Moodleへのアクセス数と期末試験の得点との間には正の相関が得られた。オンラインテキスト課題を与えた科目では、授業への出席率等の関連する変数を統制しても、この相関は残った。
井川 純一, 中西 大輔, 志和 資朗
心理学研究   84(4) 386-395   2013年12月   [査読有り]
本研究は、バーンアウトの職種ごとの特徴及びバーンアウト概念の前提 (仕事に対し情熱を持った結果がバーンアウトである) について確認することを目的とした。精神科病院に勤務する781名のスタッフを対象に、質問紙調査 (バーンアウト傾向: 日本版バーンアウト尺度; 過去の仕事への情熱: Enthusiasm尺度を修正) を行った結果、職種によってバーンアウトの特徴が異なっており、精神保健福祉士、医療事務従事者、看護師が高バーンアウト状態、医師、作業療法士、薬剤師が低バーンアウト状態であることが明...
井川 純一, 中西 大輔, 志和 資朗
社会心理学研究   28(2) 87-93   2013年1月   [査読有り]
燃え尽き・バーンアウトという用語の使用実態について新聞記事データベースの内容分析を行った結果を報告した。また、場面想定法を用いた実験によって、人々が「燃え尽き」についてどのようなイメージを抱いているかを検討した。
大澤 真也, 中西 大輔, 土岸 真由美, 岡田 あずさ, 竹井 光子, 有田 真理子
リメディアル教育研究   7(1) 109-116   2012年3月   [査読有り]
本研究では1年次の学生に対してMoodle上で英検Can-doリストへの回答を求め、そのスコアとTOEIC Bridgeスコアとの関連を検討した。下位レベルの英語学習者に適用できるオリジナルのcan-doリストを作成するための予備段階として、英検can-doリストに基づいてTOEIC Bridge IPスコアと学習者の評価との関係を調査したところ、両者の間に正の相関がみられた。しかし、TOEIC Bridgeのスコアの上昇は、can-doリスト項目に関する学習者の自信の向上と相関がなかった。
横田 晋大, 中西 大輔
社会心理学研究   27(2) 75-82   2012年1月   [査読有り]
進化シミュレーションにより、集団間葛藤のある状況下で内集団協力と頻度依存的に行動を決定する戦略の均衡を分析した。その結果、集団間葛藤の程度が強くなるほど、頻度依存傾向が協力率を押し上げる効果は減少するが、頻度依存的に振る舞う傾向と内集団へ協力的に振る舞う傾向は、集団間葛藤の激しさが増すにつれて高くなることが示された。特に、集団間葛藤が激しい状況では、頻度依存傾向が高い個体が多数を占めることが見出された。
井川 純一, 志和 資朗, 中西 大輔, 車地 未帆, 菊本 修, 井手下 久登
バイオフィードバック研究   37(2) 97-103   2010年10月   [査読有り]
不安状態における自律神経機能を客観的に評価する目的で,指尖脈波を用いた心拍変動の分析を行った.対象は,不安状態を主訴に治療中の患者25名(男性6名,女性19名,平均年齢47.7歳).対照群33名(男性6名,女性27名,平均年齢48.7歳)であった.脈波測定装置を用いて低周波(Low Frequency:LF)成分および高周波(High Frequency:HF)成分を抽出し,LF/HFを交感神経,HFを副交感神経指標とした.心理指標としてはSTAIの状態不安と特性不安を測定した.不安群が対...
中西 大輔, 大坪 庸介
Journal of Evolutionary Psychology   7(2) 157-166   2009年6月   [査読有り]
社会的リスクに関する情報 (ゴシップ) は、自然的リスクに関する情報に比べて、社会的に伝達されにくいことを実験的に示した。

Misc

 
中西 大輔
健康科学研究   1(1) 51-61   2018年2月
本研究の目的は、心理学を専攻する学生に対する教育成果を可視化するCan-doリストを開発し、そのリストを用いて学生の心理学に対する習熟度を測定することにある。本研究では、心理学専攻の必修カリキュラムとの対応を考慮して51項目の心理学版Can-doリストを開発した。186名の学部学生がこのリストに回答した。学年間でリストの得点を比較した結果、多くの項目で学年進行に伴い、スコアが上昇するパタンが得られた。このことは心理学専攻における教育が学生の習熟度を上昇させる 上で一定の効果があったことを意...
松田 昌史, 中西 大輔
電子情報通信学会誌   100(11) 1215-1221   2017年11月
社会的動物としての人間の本性に焦点を当てて、情報通信技術の光と影について社会心理学やその周辺領域の知見に照らして議論し、将来の技術開発への期待を述べた。著者: 松田昌史・中西大輔 (共同研究につき担当部分抽出不可)
井川 純一, 中西 大輔, 前田 和寛, 河野 喬, 志和 資朗
広島修大論集   57(2) 163-169   2017年2月
本研究では,対人援助職の「寄り添い」が他者にどのようなイメージを与えるかを場面想定法実験で検討した。実験参加者は,対人援助職がクライアントに支援を行う場面について記述された短文シナリオを読み,それぞれに対して印象評定を行った。シナリオは,語句条件 (統制/寄り添い/一生懸命) と転帰条件 (支援の結果: ポジティブ/ネガティブ) を変化させた6種類作成した。多変量分散分析 (MANOVA) を行った結果,語句及び転帰の主効果が認められた。これらの結果から,クライアントがネガティブな転帰を迎...
井川 純一, 中西 大輔, 浦 光博, 坂田 桐子
社会情報学研究   20 29-42   2015年12月
バーンアウトは「積極的な関与の結果」として肯定的なイメージを持たれている。本研究では、その前提の確かさを検討するために、作業療法士とソーシャルワーカーを対象に過去の仕事に対する熱意と報酬との相互作用について調査した。予備調査ではヒューマンサービス職業 (SRS-HS) の主観的な報酬尺度を作成した。本調査では仕事に対する熱意のピークとSRS-HSスコアの影響との現在のバーンアウト傾向を測定した。参加者を熱意とバーンアウトスコアで高低に分けた結果、低熱意と高バーンアウトのセル頻度がもっとも多...
横田 晋大, 中西 大輔
広島修大論集   51(2) 23-36   2011年2月
本研究の目的は、人々の同調の志向性を測定する尺度を作成することにある。特に、同調志向における、他者からの受容動機に基づく規範的影響と情報探索の動機に基づく情報的影響の二つの側面を弁別することが可能な尺度を作成した。研究1で90名、研究2で118名の回答者を対象にそれぞれ質問紙調査を実施した結果、確認的因子分析より、2因子が抽出された。各因子の信頼性を検討したところ、十分な内的整合性が確認された。

書籍等出版物

 
中根 光敏, 今田 純雄 (担当:分担執筆, 範囲:第3章 ヒトの文化、動物の文化)
いなほ書房   2018年3月   ISBN:4434242156
ヒト以外の動物に文化を認めうるかについて、これまで心理学、人類学、動物行動学、生物学などの分野で行われてきた研究をレビューした。
水野 誠, 三浦 麻子, 稲水 伸行 (担当:分担執筆, 範囲:第5章 社会的営みとしての球団愛--プロ野球ファンの集団力学)
東京大学出版会   2016年8月   ISBN:9784130402774
消費者行動、社会心理学、経営組織論、財務会計論の各領域からデータに基づくプロ野球に関する経営科学を解説した本。中西は、中川・横田・中西 (2015) をベースに、球団を応援することが社会的にどのようなインパクトを持つのか、内集団ひいき研究やグループ・ダイナミックスの文脈から論じた。
大澤 真也, 中西 大輔 (担当:共編者, 範囲:第4章の一部、第5章、第7章と編集)
海文堂出版   2015年9月   ISBN:4303734780
本書では学習管理システム (LMS) の教育場面での活用について、特にMoodleを中心とした解説及び実践活動の報告を行った。LMSの一般的解説、LMSの活用法、LMSを使うことによる教育成果の測定、Moodleのインストール方法などを解説した。
ナカニシヤ出版   2015年7月   ISBN:4779509068
高校生及び大学初年次向けの心理学入門書。初学者が誤解しやすいポイントについて、心理学の考え方、心理学の学び方、心理学を学ぶことの意義をわかりやすく解説した。
中根 光敏, 今田 純雄 (担当:分担執筆, 範囲:第6章 文化と適応)
いなほ書房   2013年10月   ISBN:4434184334
第6章「文化と適応」を担当した。文化の成立基盤を進化・適応の観点から論じた。本章では、文化に関連して著者がこれまで行って来た研究をまとめ、極めて単純な前提から文化が人間の適応に資すること、文化の成立基盤となる他者への被影響性を持つことが集団間の葛藤において重要な要素となることについて述べた。
日本発達心理学会 (担当:分担執筆)
丸善出版   2013年6月   ISBN:4621085794
「20. くらべる」の「内集団と外集団」の項2ページを担当した。
デリン ケント, リチャード ハンド, グレニス ブラッドベリ, メグ ケント (担当:共訳)
海文堂出版   2012年2月   ISBN:4303734772
『Mahara 1.2 ePortfolios: Beginner's Guide』の翻訳。オープンソースeポートフォリオのMahara (Ver. 1.2から1.4に対応) の解説書。
藤森 立男 (担当:分担執筆, 範囲:第12章 信頼と安心の人間関係)
誠信書房   2010年8月   ISBN:4414301785
「信頼と安心の人間関係」の章を執筆した。囚人のジレンマ、社会的ジレンマなどを解説し、間接互恵性に関する比較的最近の研究もまとめた。
日本社会心理学会 (担当:分担執筆, 範囲:同調・服従)
丸善   2009年6月   ISBN:4621081071
「8. 集団過程」の「同調・服従」を担当。
中西大輔
二瓶社   2009年2月   ISBN:4861080517
本書では、人間の意思決定を環境への適応と社会的文脈という2つの軸から捉えた。われわれ人間の意思決定はどの程度合理的と言えるのか。また、他者との複雑な相互依存関係の中で行われる意思決定の特徴とはどんなものなのか。経済学や心理学の分野で蓄積されてきたデータに基づき、適応論の観点から人間の意思決定の謎に迫った。

講演・口頭発表等

 
中西 大輔, 横田 晋大, 中川 裕美, 井川 純一
第2回犬山認知行動研究会議   2019年1月6日   犬山認知行動研究会議実行委員会
disられ続けた群淘汰理論はSober & Wilson (1998) の多層淘汰、Boyd & Richerson (2005) による文化的群淘汰の両理論によって息を吹き返したかのように見えた。しかし、今またわれわれはPinkerという強力な論敵に挑戦されている。
大澤 真也, 浦野 研, 中西 大輔, 大西 昭夫
E-Learn 2018   2018年10月16日   
The adoption rates for Learning Management Systems or other e-learning platforms are relatively high in Japanese higher education. The rate is still low in other institutions, however. The purpose of this study is to investigate Japanese language ...
居心地が親和行動に与える影響−−他者との関連性に着目して−−
井川 純一, 五百竹 亮丞, 中西 大輔
中国四国心理学会第74回大会   2018年10月14日   
場面想定法を用いて居心地が親和行動に与える影響を検討した。相手が友人であれば居心地の良さが親和行動を促進する一方、対象が知人の場合、居心地の悪さが親和行動を引き起こすという異なったパタンが認められた。
心理学Can-doリストを用いた教育成果と自己調整学習方略の関連
鈴木 亜由美, 中西 大輔, 西野 泰代
中国四国心理学会第74回大会   2018年10月14日   
心理学を専攻する大学生226名を対象に、心理学教育の成果を可視化する指標として開発された心理学Can-doリスト (中西, 2017) 短縮版と自己調整学習方略尺度を実施し、両者の関連を検討した。
外集団の存在は互恵性の期待の効果を減じるか? 野球ファンを用いた場面想定法実験
中川 裕美, 横田 晋大, 中西大輔
日本社会心理学会第59回大会   2018年8月29日   
本研究では野球ファンを対象に、協力のコストが明示されない中川他 (2015) のシナリオに外集団を設定した場合、社会的アイデンティティに基づく心理過程がより強く働いて内集団ひいきが生じるか否かを検討した。実験参加者が応援するチームのファンを内集団とし、それ以外のチームのファンを外集団とした場面想定法実験を行なった結果、中川他 (2015) と同じく社会的アイデンティティ理論と閉ざされた一般互酬仮説が過程する心理過程がいずれも働き、内集団ひいきが生じるという結果が得られた。
人はなぜ買い控えをするのか (3): 福島第一原子力発電所事故による買い控え行動に関する調査
中西 大輔, 井川 純一, 横田 晋大
日本社会心理学会第59回大会   2018年8月29日   
本研究では、中西他 (2016, 2017) に引き続き、福島県産品の買い控えにリテラシーが与える影響を検討する。これまで、放射線知識は買い控えを抑制するが、態度面でのリテラシーはむしろ買い控えを促進することが明らかになっている。本調査では、放射線だけではなく、より一般的な科学知識を問う設問を加えた追試を行った。その結果、一般的な科学知識が豊富な層の方がより買い控え傾向が高いという結果が得られた。
集団意思決定のゲーム構造がLINEの返信行動に及ぼす影響
本田 志穂, 小宮 あすか, 中西 大輔, 小杉 考司
日本社会心理学会第59回大会   2018年8月28日   
本研究の目的は、LINEでのやり取りをゲーム理論の枠組みから捉え、関係の長さがLINEにおける人々の返信のタイミングを調整する可能性を検討することにあった。LINEでの意思決定は日常生活の様々なゲームと連結しており、あるゲームで協力しないと他のゲームで自分に不利な事態が訪れるかもしれない。従って、日常的に頻繁に会うような長期的な関係であるほど、非協力的な返信をしにくいと考えられる。そこで本研究では、グループメンバーとの関係の長さがLINEでの返信行動に与える影響を検討した。LINEのグルー...
Examination of the development of "typical burnout" using a behavioral experiment
Igawa, J, Kawamoto, T., Iotake, R., & Nakanishi, D.
The 126th Annual Convention of the American Psychological Association   2018年8月11日   
The present study explored a development of typical burnout using behavioural experiment. How much enthusiastic workers are is one important factor of job burnout. We predicted that participants with a high sense of mission for their job would mai...
寄り添う人は利他的か?
井川 純一, 中西 大輔, 中川 裕美, 志和 資朗, 前田 和寛, 河野 喬
中国四国心理学会第73回大会   2017年11月12日   
本研究では、寄り添い尺度 (暫定版) を作成し、「寄り添い」が実際の協力行動に影響を与えるかどうかを検討した。学生109名を対象としたPDゲームにおける協力行動と寄り添いには有意な相関が認められなかった。
野球ファンの内集団ひいき--協力行動のコストに着目して--
中川 裕美, 中西 大輔
中国四国心理学会第73回大会   2017年11月12日   
本研究では野球ファンを対象に囚人のジレンマゲームを行なった。一連の研究から協力行動のコストが低い場合にはアイデンティティと互恵性の期待から、高い場合には互恵性の期待のみで内集団ひいきが生じると予測される。本研究では金銭報酬をジレンマの行動と連動させるというコストの高い状況で実験を行ったところ、互恵性の期待仮説が支持された。
LINEのグループト-クにおける頻度依存戦略の検討
本田 志穂, 小宮 あすか, 中西 大輔
中国四国心理学会第73回大会   2017年11月11日   
LINEのグループトークは社会的ジレンマ状況であり、頻度依存とはジレンマ状況でのただ乗りを防ぐ戦略である。本研究ではグループトークで頻度依存戦略をとる者がいる場合、どのような振る舞いをするのかを検討した。調査の結果、頻度依存動機は返信を先延ばしにすることが分かった。
バーンアウト傾向にGrit特性が与える影響: 主観的報酬との関連に着目した職種比較
井川 純一, 中西 大輔, 王 瑋
日本社会心理学会第58回大会   2017年10月29日   
Grit (不屈の精神) とは、誘惑を避ける自己コントロー ル、困難を超えて目標を追求する熱意のことを示し、卓越した業績を残す個人特性の一つとして着目されている (Greenglass、2006)。また、Grit特性はバーンアウトなどの否定的な結果を阻害する要因であることも示されている。しかし、元々Grit特性が高いものは、比較的社会的地位 の高い職業を選択しやすいとも考えられ、そもそも主観的報酬が高い状況にある可能性が高い。このことからもGrit特性が直接精神的健康に影響を与えているのか...
人はなぜ買い控えをするのか (2): 福島第一原子力発電所事故による買い控え行動に関する調査
中西 大輔, 井川 純一, 横田 晋大
日本社会心理学会第58回大会   2017年10月28日   
本研究の目的は、中西他 (2016) に引き続き、福島県産品の買い控えにリテラシーが与える影響を検討することにある。中西他ではリテラシーが買い控えをむしろ促進することが示された。本研究では、さらにより客観的なリテラシー指標である放射線に対する知識設問を加えた追試を行った。その結果、リテラシーは買い控えを促進するが、知識設問の正答率が多い者は買い控えをしないという結果が得られた。
野球ファンの内集団ひいき--社会的アイデンティティ理論と閉ざされた一般互酬仮説の妥当性の検討--
中川 裕美, 横田 晋大, 中西 大輔
日本社会心理学会第58回大会   2017年10月28日   
差別・偏見につながる内集団ひいきの説明原理として社会的アイデンティティ理論 (以下、SIT; Tajfel & Turner, 1979) と閉ざされた一般互酬仮説 (以下, BGR; Yamagishi & Kiyonari, 2000) の妥当性が議論されてきた。中川・横田・中西 (2015, 投稿中) は野球ファンを対象とした場面想定法実験でSITとBGRの妥当性を検討した。本研究では、中川他 (投稿中) の結果が、実験室実験でも再現されるかを検討した。中川他 (2015, 投稿中)...
カープファンの内集団ひいき--社会的アイデンティティ理論と閉ざされた一般互酬仮説の妥当性の検討--
中川 裕美, 横田 晋大, 中西 大輔
日本心理学会第81回大会   2017年9月22日   
差別・偏見につながる内集団ひいきの説明原理として社会的アイデンティティ理論 (以下, SIT; Tajfel & Turner, 1979) と閉ざされた一般互酬仮説 (以下, BGR; Yamagishi & Kiyonari, 2000) の妥当性が議論されてきた。中川・横田・中西 (2015, 投稿中) は野球ファンを対象とした場面想定法実験でSITとBGRの妥当性を検討した。本研究では、中川他 (投稿中) の結果が、実験室実験でも再現されるかを検討した。中川他 (2015, 投稿中...
Is burnout triggered by hard work?
Igawa, J., Wang, W., & Nakanish, D.
The 12th Conference of the Asian Association of Social Psychology   2017年8月28日   
A previous experimental study indicated that enthusiasm levels did not affect mental fatigue (Igawa et al., 2014). This is inconsistent with the assumption “that a typical burnout victim is a professional full of idealism and a sense of mission (P...
Ingroup favouritism in Japanese baseball fans
Nakagawa, Y., Yokota, K., & Nakanishi, D.
The European Conference on Psychology & the Behavioral Sciences   2017年7月4日   
In this study, we compared the ability of Social Identity Theory (SIT) and Bounded Generalized Reciprocity Hypothesis (BGR) to explain ingroup favoritism in real social groups. We conducted In thisthe vignette experiments , wethat adapted Japanese...
カープを応援し続けるのはなぜか?--カープファンを対象 とした集団地位の効果の検討--
中川 裕美, 横田 晋大, 中西 大輔
日本人間行動進化学会第9回大会   2016年12月11日   
本研究では、内集団ひいきの説明原理として主流である社会的アイデンティティ理論 (SIT; Tajfel & Turner, 1979) と閉ざされた一般互酬仮説 (BGR; 清成, 2002) がそれぞれ成立する境界条件を特定し、両理論 の妥当性を検討する。野球ファンを対象に援助行動を測定した結果、協力のコストを明示しないと両理論が支持され (中川他, 2015)、明示するとBGRのみが支持された (中川他, 準備中)。しかし、中川他 (2015, 準備中) では集団間関係に注目しておらず...
コストのかかる旗としての道徳: 進化シミュレーションによる予 備的検討
平石 界, 横田 晋大, 池田 功毅, 中西 大輔, 小田 亮
日本人間行動進化学会第9回大会   2016年12月10日   
近年、進化的な視点から、何が「道徳的」で「正しい」とされるのか、道徳の「内容」の起源を検討する研究 が行われてきている。こうしたアプローチは、人々がなぜある特定の道徳内容を保持しているか説明するだろう。しかし 道徳には、人々がそれを自らの行動指針として用いるだけでなく、他者の行動についても「道徳的な」賞賛や非難を行うという、「形式」としての普遍性があるように思われる。Dynamic Coordination Theory (DCT; DeScioli & Kurzban, 2013) は、...
期待の表明が2者関係に及ぼす影響
井川 純一, 中西 大輔
中国四国心理学会第72回大会   2016年10月30日   
他者から期待の表明が、後の行動にどのような影響を与えるかを場面想定法実験を用いて検討した。期待を表明されることは、モチベーションの向上に寄与せず、むしろネガティブにとらえられることが明らかとなった。

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
日本学術振興会: 科学研究費補助金 (基盤研究(C))
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月    代表者: 中西 大輔
日本学術振興会: 科学研究費補助金 (基盤研究(C))
研究期間: 2013年4月 - 2016年3月    代表者: 中西 大輔
本研究では集団間葛藤のある状況における協力行動に関して進化シミュレーションと実験室実験により検討を行った。進化シミュレーションより、少数派の行動を模倣する個体がいる状況では、多数派の行動を模倣する個体しかいない状況よりも協力率が低下し、集団全体の平均的な利得が低下することが分かった。また、2つの集団で利得を争わせるダブルジレンマ実験を行ったところ、前半試行では男女ともに集団内の他者の行動が参照できる条件で協力率が上昇したが、後半試行では女性参加者が協力率を低下させるという現象が得られた。
日本学術振興会: 科学研究費補助金 (若手研究(B))
研究期間: 2010年4月 - 2013年3月    代表者: 中西大輔
本年度は、他者によって提供された情報が不確実性低減の上でどのように有効なのかを2つの側面から検討した。1つは、社会的ジレンマ状況下で他者の行動情報を参照することにより、協力率にポジティブな効果があるかどうかを検討する実験研究である。具体的には、2つの名義集団(各集団4名)を実験室に作成し、それぞれの集団内で社会的ジレンマゲームを行う実験である。本実験には、各集団に提供された資源が2つの集団間で比較され、提供資源の少なかった集団は提供資源の多かった集団から資源が奪われるというダブルジレンマ構...
日本学術振興会: 科学研究費補助金 (若手研究(B))
研究期間: 2006年4月 - 2008年3月    代表者: 中西大輔
2007年度は、昨年度に行われた進化シミュレーションの結果を踏まえ、協力行動に関する頻度依存的傾向がいかなる状況下で進化するのかを理論的・実証的に検討した。具体的には、多層淘汰モデルを用い、個人間淘汰圧に対する集団間淘汰圧の強さを様々に変更した進化シミュレーションを行い、そのシミュレーションの結果を踏まえた実験を行った。進化シミュレーションの結果、集団間淘汰圧の強い状況下で頻度依存的傾向がより進化しやすいことが分かった。また、頻度依存的行動が可能な状況と不可能な状況を比較すると、前者でより...
日本学術振興会: 特別研究員奨励費
研究期間: 2002年4月 - 2003年3月    代表者: 中西 大輔
本研究の目的は、これまで非合理的側面が強調されてきた「多数派同調」(Asch,1951) を、社会的情報処理における認知バイアスと捉え、その適応的機能を明らかにすることにある。認知バイアスの多くが外的環境への適応という点で個体の生存に有利に働くという適応的視点は、近年の認知研究の重要な視座となっている。本研究は、こうした適応的視点を社会的相互作用場面に拡張し、多数派同調傾向が、不確実環境下で適応的な行動を導く認知バイアスである可能性を検討する。

本年度は、社会的学習の有効性に関する進化ゲ...

学歴

 
2000年4月
 - 
2003年4月
北海道大学大学院 文学研究科博士後期課程 人間システム科学専攻
 
1998年4月
 - 
2000年3月
北海道大学大学院 文学研究科修士課程 行動科学専攻
 
1994年4月
 - 
1998年3月
北海道教育大学函館校 教育学部 総合科学課程文化科学コース
 

委員歴

 
2016年1月
 - 
2018年12月
日本人間行動進化学会  常務理事
 
2015年4月
 - 
2017年3月
日本社会心理学会  編集委員
 
2013年1月
 - 
2015年12月
日本人間行動進化学会  理事