Tritiumカラムの性能評価
第2回日本放射線安全管理学会・日本保健物理学会合同大会
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- 開催年月日
- 2019年12月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 仙台
- 国・地域
- 日本
東海再処理施設周辺の環境放射線(能)モニタリングの一環として、環境水中のトリチウム分析を実施している。また、東京電力福島第一原子力発電所(1F)事故を受け、内閣府の依頼に基づき、1F内において発生する地下水バイパス水及びサブドレン浄化水中のトリチウム分析も実施している。トリチウム分析を行う際の環境水の精製法として、我々は従来から文部科学省放射能測定法シリーズに準拠して、蒸留法を用いてきた。しかし、蒸留法は分析時間の観点から、緊急時の分析方法として適していない。一方、Eichrom Technologies社が開発及び販売をしているTritiumカラムは、蒸留法に比べ操作が簡便であり分析手順が少ない(分析時間が短い)。そこで本発表では、Tritiumカラムを用いたトリチウム分析法の妥当性を確認するために実施したTritiumカラムの性能評価の結果について報告する。