2009年6月
東海再処理施設における排水中の超ウラン核種等に関する調査
保健物理
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 44
- 号
- 2
- 開始ページ
- 209
- 終了ページ
- 217
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5453/jhps.44.209
- 出版者・発行元
- 日本保健物理学会
今後の高速増殖炉サイクルに向け、軽水炉燃料再処理時における1998$\sim$2003年度の東海再処理施設の排水中超ウラン核種等の濃度を調査した。その結果、東海再処理施設における排水中超ウラン核種等の放射能濃度は、原子炉施設にかかわる線量告示に定められる濃度基準と比べても、約1/150$\sim$1/10$^{6}$と十分低く管理されていることを確認した。また、規格化放出量を用いて、海外再処理施設と比較した結果、東海再処理施設は今回着目した各核種において、約1/100$\sim$1/10$^{7}$と放出量の低減化が図られていることを確認した。本調査によって、将来の高速増殖炉サイクルを考慮した混合酸化物燃料再処理に向けて、その基礎となるデータを得ることができた。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.5453/jhps.44.209
- ISSN : 0367-6110
- CiNii Articles ID : 110007338292
- CiNii Books ID : AN00228458